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桃子さん

どうもありがとうございます。
お気遣いいただき、ごめんなさい。
また、せっかくコメントをいただいたのに承認待ちにしてしまい、大変申し訳ありません。

1か月以上空けると、コメントが承認待ちになってしまうようですが、ずいぶんと失礼な機能です。
解除する方法がわからないので、これからは何か書くようにします。

早いもので、もう1月も終わりです。
年頭の挨拶を書こうと思いながら、さっさと時間が過ぎてしまいました。

年が明けてから、何だか忙しいです。
次のお話は、少しお待ちください。

このブログを書くと忙しくなるのです。
兄が書かれるのを照れくさがっているのかもしれませんw
なんだか照れた顔が目に浮かびます。

私が兄のことを話す時、“お兄さん”と言ったり、“お兄ちゃん”と言ったりする事を、前に従妹から指摘されました。
小さい時からずっと“お兄ちゃん”と呼んでいたのですが、小学校5年の時に“お兄さん”に変えました。
友達の家に遊びに行った時、その友達が自分のお兄さんに「お兄さん」と言っていました。
なんだか「お兄ちゃん」という呼び方と、そう呼んでいる自分がすごく子供っぽく思えました。
今思うと、どうでもいいことですね。

しばらくは意識して「お兄さん」と呼んでいました。
初めて呼んだ時も、その後も、兄は特に気にする様子もありませんでした。
ある時、学校帰りの兄の背中に「お兄ちゃん」と呼びかけました。久々でしたが、無意識だったと思います。
兄は驚いたように振り返りました。なんだか変な表情でした。
私が追いつくと、兄は変な笑顔で、いきなり呼び方を戻すな、と言いました。
なんか照れていたのですねw

このブログをいとこ達に教えたら、ちょっとしたブームになっています。
ただ、母にはまだ教えられないので、自分たちの親には内緒と言う事にしてあります。
父方のいとこ達にとっては初めて知る話もあるので、みんな、自分にも何かないかと、必死に兄との思い出を探しているようですw
何か思い出すとよいのですが、とりあえず次のお話で私の知っているものは最後になります。
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さっこさん
素敵なコメントをいただきましてありがとうございます。
初めて兄の意図と言うか、兄の思いを教えていただいた気がします。
そして、さっこさんの御祖母様のお里の海が、私も懐かしくなりました。不思議ですねw

従妹から「怖い夢」と言う題は変だと言われました。

この話は、今まで誰にも話したことがありません。
兄との思い出自体が、もう夢みたいで有り得ない事なので、誰も信じてはくれないでしょう。

先月末は兄の命日で、久しぶりにいとこたちが集まりました。
不思議な話は出ませんでしたが、楽しい話は聞けました。

まだ小さかった従弟が「兄貴に肩車されると地面が遠くて怖かった」と言いました。
鶴の従妹も「怖くて、お兄ちゃんの頭にしがみついてた」そうです。

兄は中3と高2の時に身長が伸びました。
特に中3の春はすごい勢いで、母曰く、毎日伸びてるみたい、で、成長痛もひどかったそうです。

前の年の冬(?)に父が兄のコートを買ってきたのですが、何を間違えたのかサイズが二回りも大きかったのです。
出張先で買ったので交換するのも面倒だし、まあその内に着られるようになるだろう、という父らしい、いい加減さでそのまま。
でも、次の冬(?)にはもう着られるようになりました。本当にコートに合わせて大きくなった感じでした。
ただ丈はいいのですが幅はブカブカ。チビだった私や従妹が兄のコートに入ってボタンを閉じることが出来ました。
兄のコートの中は暖かいのです。

夢と言えば、兄は鶴の従妹の夢に時々出てくるそうです。
一番最近の夢に出てきた兄は、「○○(従妹)もオバサンになったなあ」とか言ったらしい。
従妹は本気で怒ってましたね、小僧のくせにって。変な子ですw

でも、確かにみんなが覚えている兄は17歳の男の子なのです。
ひとりだけ若いままで、ちょっとズルいような気がしますw

怖い夢 4


社員旅行は楽しかったのですが、海はがっかりな結果になってしまいました。
帰ってから父に聞くと、父もホテルの人と同じことを言いました。
もういくら考えても何も解りませんから、いつものようにしばらくはモヤモヤしていました。
母のように「そう覚えているのならそれでいい」なんて、その時は割り切れなかった。
夫に話したことはありませんが、話せば、君の記憶違いだ、で終わるでしょう。

社員旅行の後、私には色々なことがありました。
偶然の出来事が重なり、夫と付き合い始めたのもその頃です。
彼との縁のことは、子猫の話で少し書きました。
初めて会ったのはその時から4年前(?)で、叔母夫婦を通じて会いました。
彼も私もまだ学生でしたが、その時はただ会っただけです。
私は猫ちゃんに会いに行っただけでしたから。

付き合い始めて1年ぐらいの時に、彼に誘われ、四国の方を旅行しました。
珍しくどこに行きたいかと聞くので、私は景色のきれいな所とだけ答えると、じゃあ四国だな、四国にしよう。
初めて一緒に旅して気づいたのが、彼との旅行は大変だという事。
良く言えば充実していて楽しい。でも実際はせっかちにいろんな所を歩きまわるので夕方にはクタクタになります。
最初に私が望んだ通りに、彼は景色のきれいな所をいっぱい見せてくれました。
学生時代にフラフラと旅行したことがあるのだそうです。

高知の方に行った時に、彼が秘密の場所に行こうと言いました。
何が秘密なのか、どうしてそんなところを彼が知っているのかは後で聞きましたが、およそ観光客が行くような場所ではないところに連れて行かれ、山の遊歩道のようなところをどのくらい歩いたでしょうか。
前の日も足が棒になるくらい歩いたので、少しうんざりしていました。
彼が言うには、「歩き疲れるくらいでないときれいな景色には出会えない」

道から外れて、草の生えた岩の間を、彼に引っ張り上げられるようによじ登ると、いきなり景色が開け、私は言葉を呑みました。
もう書くまでもないと思いますが、小学生の時に兄と見た景色が広がっていました。

次の日の午前中、またそこに行きました。
本当は次の場所に行く予定だったのです。
でも、私がもう一度行きたいと言うと、彼は付き合ってくれました。

青い海を見ていて、それまでバラバラだった思い出が、自分の中で一つになるのがわかりました。
兄のことは全然わかりません。白いワンちゃんを撫でながら私を見た優しい笑顔を思い出すだけです。
でも母の言う「そう覚えているのならそれでいい」が、今は少しだけわかるような気がします。

このお話はこれで終わりです。
そして、その時に彼にプロポーズされたのはおまけの話にしておいてくださいw

怖い夢 3


時が経ち、怖い夢のことも家族旅行のことも忘れていきました。
でも、あの時に見た海の青さだけは心に残りました。
私にとって本当の海の色は、あの時の海の色なのです。

社会人になって2年目の社員旅行で、偶然その海辺に行きました。
社員旅行の予定を両親に話し、母に言われるまで、そこがあの海の場所だとは思っていませんでした。
海と家族旅行と夢とは、私の記憶の中では全く別になっていたようなのです。
なぜでしょうね。

記憶が甦ることで、兄の思い出とともにあの海が懐かしくなってきました。
社員旅行なので、あまり自由に行動できる時間はないのですが、せっかく近くまで行くのだから、あのきれいな海が見たいです。

父の友人がいるので、私は挨拶に行くべきか聞くと、父は少し考えて、まあ今回は(行かなくて)いいよ、と言いました。
もう民宿はやめてしまったのだそうです。
父は古い道路地図を引っ張り出すと場所を調べ、おや、結構近いな、と言いました。
泊まるホテルから、父の友人の住まいまでは地図上では近いのです。
地図ではその先に海があります。私はワクワクしてしまいました。
私が、海を見てこようかな、と言うと、父は、歩きだと30分ぐらいかかるぞ、と言いました。

当日、ホテルに着くと私は、すぐに上司に、父の知り合いが住んでいるので挨拶をしてくる旨を伝え、抜けだしました。
本当は兄と歩いた同じ道順を行きたいのですが、小学生の時の記憶ですし、もう景色も変わっているでしょう。それに生まれついての方向音痴ですから、もうこだわることなく海だけを目指しました。
一応、父の道路地図はコピーを取って持っていました。ホテルを出てすぐに方向だけ確認したら、後はもう見ないで歩きました。

何の偶然でしょう。歩いていたら、あの一面田圃のような場所に出たのです。先には木の生い茂った小山もあります。
ただ道が違うらしく、切れ目に続く道は、もう何本か向こうのようでした。
私は急いで歩き、その道に出ました。
15年前に見たのとほとんど変わらない景色がありました。道の向こうに小山の切れ目があり、兄と白いワンちゃんがこちらに向かって歩いてきそうです。
私は、胸を躍らせながら早歩きで切れ目に向かいました。




切れ目の向こうには海なんかありませんでした。
同じような田圃が向こうまで続いているだけ。
いいえ、海はあるのです。田圃の向こうに。
田圃のはるか向こうにコンクリートの土手のようなものがあり、その先に砂浜、そして青くない海。

私は動揺し混乱しました。
砂浜まで歩いてみました。何度、見回しても崖や高台のような場所はありませんでした。
元の田圃まで戻ってみました。思い出の景色ははっきりとここだと思いました。

帰りは方向音痴全開で、来た時の倍の時間がかかりました。
いくら歩いても目印の国道に出ない時は泣きそうになりましたが、なんとかホテルに帰りました。
ホテルの人に聞いてみましたが、高台から海が望めるような場所はこの辺りにはないとのことでした。
少し兄に対して腹が立ち、心の中で文句を言ったのを覚えています。
兄さん、またですか?兄さんが見せてくれた海は、いったい何だったの?

怖い夢 2

この夢はこの時期に何度も見ました。忘れたころにまた、という感じで。
その度に泣きながら母の布団に潜り込むので、母も心配しました。
何度目かに母に聞かれ、夢の内容を話しました。
母は少し戸惑い、でも笑って慰めてくれました。
ただの子供の意味のない夢だと思ったのでしょうね。

その翌年の夏の終わりに、家族で旅行に行った時のことです。
父は、兄と私が小さい時からあまり家にいない人で、その時は単身赴任していました。
父は、年に2回、必ず家族で旅行に連れて行ってくれました。
家族との接点が少ないので、父は思い出を作りたかったのでしょう。

その年は、父の休みの予定が立たなくて、ギリギリになってある海辺に行きました。
父の学生時代の友人の実家が民宿を営んでいて、そこにお世話になりました。
父も兄も海バカです。母に言わせると二人とも泳ぐことは河童なのだそうです。
父は兄と海で泳ぎたかったのでしょうが、時期が遅すぎました。
もう海に入るには遅いと言われ、父はかなりガッカリしていたそうです。
着いた日は父母と友人ご家族とで、いきなり宴会が始まってしまいました。
最初は兄も私もその場に居たのですが、大人の飲み会に付き合うのはつまらないのです。
兄は母にちょっと外に出てくると言って出て行きました。
私の方を見て、手でおいでをされたので、私も兄について行きました。

外に出ると兄は、ちょっと探検しよう、こっちに行くと海らしいぞ、と言って歩き出しました。
いかにも田舎っぽい敷地の大きな家が並んでいて、田圃やら小さいお寺だか神社があったりするところを少し歩き、家並みを抜けると、一面田圃のようなところに出ました。
そして道の先には木の生い茂った小山のようなものがあり、その切れ目に道は続いていました。

私はその場で立ちすくんでしまいました。
怖い夢と同じ景色。全く同じではないけど…今、見ている田圃は稲がまだあります。
兄はどんどん歩いていくので、私は、待って、と兄の背中に呼びかけました。
兄が振り返ると私は、そっちに行きたくない、と言いました。
その時の私がどんな顔をしていたのかは解りませんが、兄は私のところまで戻ってくると心配そうに、どうした?具合でも悪くなったか?と聞きました。
私が首を振ると、兄は、どうした?とまた聞きました。
ただこの先に行きたくないだけだと言うと、兄は道の先を見て、また私に目線を戻すと、この先は海があるだけだよ。変なものは何もないぞ、と言いました。
そして笑顔で、じゃあ俺が様子を見てきてやるから、ここで待ってろ、と言うとその山の切れ目の先までさっさと歩いて行ってしまいました。
兄は切れ目のところまで行って振り返ると、私においでおいでをしました。
私がまだ立ち止まっているのを見て兄は引き返してきました。
兄が引き返してくるのと同時に脇の田圃から突然白い犬が出てきて兄と一緒にこちらに歩いてきました。
何か引き締まった感じの真っ白いワンちゃんでした。
兄も気づいて犬の方を見ましたが、そのまま私の方に来るといつもの笑顔で、すごいきれいだよ、来て見な、と言いました。
私は渋々、兄について行きました。犬も私たちについてきました。

生い茂った小山の切れ目を抜けると、そこには素晴らしい景色が広がっていました。
そこは高台のようなところで、それほど切り立ってはいない崖の下に青い海が広がっていました。
本当にきれいな青い海でした。
少しの間、海に見惚れていたように思います。
振り返ると兄が膝をついて、犬とじゃれていました。
犬は千切れるほど尻尾を振っていました。
兄は、犬を撫でながら私に、何があると思ったの?と言いました。
私は、何でもない、と答えたと思います。
どのくらいそこに居たか覚えていませんが、私はほとんど景色に見惚れていたように思います。

兄はワンちゃんと遊んでいました。
帰りにワンちゃんが現れたあたりで、兄はまた膝をついて撫でてやりながら、じゃあね、バイバイ、と言いました。
犬にバイバイなんて言っても解らないのに、変な兄です。
兄が立ち上がる時、ワンちゃんが兄に飛びつき、兄は、ああああ、と言ってよろけ、田圃に片足を踏み込んでしまいました。
片足が靴の上まで泥だらけになりました。
兄は、あーあ、と言いながらも笑顔でまた犬に、じゃあな、バイバイと言いました。
しばらく歩いて振り返ると、ワンちゃんはその場所にずっと座って私たちを見送っていました。

その旅行ではその後、家族で海には行きませんでした。
帰ってから、またその夢を見ました。
ねんねこ半纏の母はどこかに消えてしまったようでした。
不気味だった山の切れ目の向こうには青い海が見えていて、道の脇の田圃で兄と白い犬が足を泥だらけにして追いかけっこしている、全くわけのわからない変な夢になってしまいました。
その後2回くらい同じ夢を見た後は、もうその夢を見ることはありませんでした。